業務的に企業コンプライアンスを考えてみると、対応は普通の業務の中に組み込む必要があります
コンプライアンス対策の業務とはどのようなものか
企業コンプライアンスを、企業理念や企業倫理を浸透させ、様々な活動を実践するという意味に捉えたとしましょう。
この場合、役職を問わず全ての社員に対して、企業理念や企業倫理を浸透させ、活動を実践させる事が企業コンプライアンス担当者が担う仕事になります。
では、どのようにして、役職や立場を問わず、全ての社員に対して企業理念や企業倫理を浸透させれば良いのでしょうか。
方法としては、色々なものが挙げられますが、自社に合った方法を立案・企画して計画を立て、推進・実行していくのが、企業コンプライアンス担当者に期待される業務なのです。
コンプライアンスへの取り組みは経営そのもの
企業コンプライアンスの実行に関しては、ただ取り組む姿勢を見せれば意味があるというものではありません。
具体的な立案・企画と、それを推進していく組織が整備されていなければ、実際に機能することはありません。企業コンプライアンスという言葉を掲げているだけならば、それはスローガンと何ら変わりはないのです。
単なるスローガンで終わらせないよう浸透させ、取り組みを継続的に実践していくことが重要となります。